東邦観光開発株式会社

代表挨拶


わたくしの祖父、貴族院議員の松下軍治が社主であったやまと新聞社を実子、松下吉郎が引き継ぐこととなり、その後時代のニーズを見極め、1939年、当時では珍しかった旅行代理店業を資本金9,300万にて先駆けて設立したのが東邦観光開発株式会社であります。1976年には松下吉郎の実子であるわたくしが代表取締役に就任し、創業80年を迎えます。

当社は北海道白糠郡に埋蔵量6,000万㎥(立法メートル)を超える砂、砂利の山を所有しており、その砂、砂利は人類が誕生する数百万年前のマンモス時代に遡り、海底火山の噴火によって海底と陸地が逆転しできた隆起砂であることによって、比重が高く、また永い年月の経過により完全に塩分も抜けているため、良質な砂、砂利であるという分析結果を受けて、「釧路の荒目砂」というブランド名で高い評価を得ております。さらには、海への埋立てには海砂のみ安定、定着するという砂の性質があり、当社の砂、砂利はこの条件にも適っているので、コンクリート用砂、砂利だけでなく、埋立用砂、砂利として利用することもできる多用途な資材であります。

これらの砂、砂利等の資源を生かして、これまで東北被災地復興事業や羽田空港拡張工事など、国家的事業に携わってまいりました。この信頼と経験をもとに日進月歩で進むグローバル化に貢献すべく羽田空港だけでなく、日本各地の空港整備事業に目を向け、尽力していきたい所存であります。

一方で緊急課題となっている地球温暖化への対策の一環として、天然エネルギー事業に着手しております。わたくし松下秀二郎は国家試験である水質関係第一種公害防止管理者および、大気関係第一種公害防止管理者試験に合格しており、管理者としての有識を生かしながら、当社所有の北海道白糠町敷地内より噴出している環境にやさしい良質天然ガス田(DME;ジメチルエーテル)を利用した水耕栽培事業にも取り組んでおります。

この栽培方式は天候や季節に左右される土壌栽培と違い、天候、季節に関係なく計画的な栽培ができることで、異常気象が心配される昨今において、期待が高まる分野であるため、企業の代表者としてだけではなく、国家資格所有者としても、社会的使命を果たして参ります。

皆様におかれましては今後とも変わらぬご支援の程よろしくお願い申し上げます。

東邦観光開発株式会社 代表取締役 松下 秀二郎


PAGE TOP
HOME > 代表挨拶